工場勤務で貰える給料の平均は？年収はどのくらいなの？
工場勤務へと転職するに当たり、貰える給料や年収がどのくらいなのか気になるところです。
デューダが実施した調査によると、転職理由のランキングは以下の結果になりました。
1位：他にやりたい仕事が見つかった
2位：会社の将来性に不安を感じる
3位：給与に不満がある（もっと年収を上げたい）
4位：残業が多い（休日が少ない）
5位：専門知識や技術力を習得したい
6位：幅広い経験や知識を積み重ねたい
7位：U・Iターンがしたい
8位：市場価値を上げたい
9位：雇用形態を変えたい
10位：業界全体の先行きに不安を抱えている
参考：https://doda.jp/guide/reason/
給料や年収で不満を抱えて転職する方は非常に多く、いくらやりがいのある仕事に就けても満足のいく収入が得られなければあまり意味はありません。
工場勤務に関しては、一般的に「給料が安い」「安い賃金で働かされる」「年収が低い」といったイメージがあります。
確かに、製造業や工場の求人に特化した工場ワークスのデータによると、2015年12月度の工場勤務全体の月給は全国平均で177,215円でした。
ボーナス無しの時給で計算してみると平均は1,108円となり、決して高給の職業とは言えません。
しかし、企業によっては満足のいく年収が得られますし、思いのほかポテンシャルを秘めているので「工場＝低収入」とは一概に言えないのです。
大手企業の工場勤務の平均年収は？
以下では、40代で大手企業の工場勤務の平均年収がどのくらいなのかまとめてみました。
トヨタ（自動車）：約740万円
日産（自動車）：約705万円
スズキ（自動車）：約680万円
マツダ（自動車）：約629万円
ホンダ（自動車）：約747万円
新日鉄（鉄鋼）：約569万円
三菱電機（電気）：約500万円
誰もが一度は聞いたことのあるメーカーというのも理由ですが、年収は非常に高く設定されています。
20代～30代に焦点を当てれば300万円～500万円が相場で、安月給で働かされるような職場ではないのです。
次に、食料品製造業や繊維工業、印刷業や化学工業など製造業の年代別の平均年収を見ていきましょう。
20代：254万円
30代：337万円
40代：445万円
50代：480万円
20代では少ないものの、30代～40代にかけてグンとアップします。
最初のうちは派遣やアルバイトとして働いていて貰える給料が少ないとしても、正社員になることができれば長期的に見て低収入の職業とは言い切れないのです。
「やっと正社員になることができたのにバイト時代と給料が変わらない・・・」と嘆いている方は少なくありません。
中小企業の場合は大手企業とは違って当然のように給料は低くなりますが、それでも1年間単位で昇給があったりボーナスが支給されたりとアルバイトやパートよりも確実に優遇されています。
何よりもまずは正社員へとなるのが第一歩なので、工場勤務の求人に特化した工場求人ナビを利用してみましょう。
トヨタ自動車や日産自動車、マツダやスズキなど大手メーカーのお仕事もたくさんあるので、工場求人ナビで自分にピッタリの仕事を探してみてください。
工場勤務の業種別での雇用形態は？
給料や年収を考えるに当たり、どのような雇用形態が多いのかチェックしておかなければなりません。
業種によってはアルバイトや派遣がメインの仕事もありますし、正社員へとなることができなければ大幅な昇給は期待できないのです。
そこで、以下では工場勤務の業種別での雇用形態にどんな特徴があるのかまとめてみました。
自動車組み立て：正社員や契約社員が多く、他の業種と比べて比較的年収は高い
家電製品組み立て：流れ作業がメインのライン工なので非正規雇用が多く、給与水準も低い
鉄道工場：ほとんどが正社員で占める業種で、工事従事者資格を持っていると有利に働く
紡績工場：中小企業がメインなので新卒での採用は少ない（中途採用はあり）
食品加工工場：正社員として雇用されるケースは少なく、パートや派遣社員が大多数を占める
製鉄工場：IT化による完全自動化の影響で、正社員の技術職しかいない
給与に不満を持って工場勤務へと転職する場合、非正規雇用の多い食品加工工場ではなく正規雇用がメインの自動車組み立て工場といった業種がおすすめです。
しかも、自動車組み立て工場には以下の特徴もあります。
・製造するために必要な部品の数が非常に多い（2万点～3万点）
・部品の種類が多岐に渡るのでメーカーだけで全てを製造できない
・子会社など専門の工場が存在するので雇用者が多い
・全体的に求人数が多くなるので平均時給や平均年収が高い
「人手が必要＝給料が高くなる」と考えられ、年収を上げたい方には自動車組み立て工場がピッタリです。
未経験なのか有資格者なのかによって異なるので一概には説明できませんが、工場勤務の仕事全てが低収入ではないことがお分かり頂けたでしょう。
スキルアップを積み重ねることで満足のいく収入を得るのは決して不可能ではないので、自分に合った仕事や業種を求人サイトを使って探してみてください。
