工場勤務では夜勤があるの?働き方のパターンは?
工場勤務では日勤だけではなく、夜勤の職場も中にはあります。
工場の夜勤は個人の性格によって好き嫌いが分かれており、下記に該当する人であればそこまで苦ではありません。
・夜の時間帯に働いても体調を崩さない
・眠い時間に単純作業をしてもミスをしない
・あまり人と接しなくても大丈夫
日勤よりも夜勤の方が働く人の数は少なく、「大勢の人と接するのが苦手・・・」という方にピッタリです。
以下では、工場勤務の夜勤の働き方にどのようなパターンがあるのかまとめてみました。
2直2交替型
2直2交替型の工場に勤務する場合、日勤の人と夜勤の人で交替して働く形となります。
日勤:8時~17時
夜勤:17時~26時
このようなシフトが組まれており、何も夜中から朝方にかけてずっと働き続けなければならないわけではありません。
大きく生活リズムを崩さなくても、軽く夜更かしする感覚で働くことができます。
しかし、急な増産や納期対応で人手不足の場合は26時を超えて残業しなければならないことがありますし、始発が通っていない時間帯に帰宅する形となるので自宅から工場が離れていると通勤が難しくなる点には注意が必要です。
3直3交替型
3直3交替型を取り入れている工場は意外と多く、平日は24時間に渡って稼働させて土日は休みと設定しています。
日勤:8時~17時
夕勤:16時~25時
深夜勤:24時~9時
上記のようなシフトを採用するので働く人の人数も2直2交替型の工場勤務より多いのが特徴です。
人手を必要とする部品加工業や小型炉を持つ業種はこのパターンの働き方が採用されており、「日勤の日があれば夜勤の日もある」と生活リズムが崩れやすいのがデメリットだと言えるでしょう。
その代わりに24時間稼働しているので次の当番の人が出社すれば自分は帰ることができ、残業時間が短い職場で働きたい方におすすめです。
4直3交替型
4直3交替型の工場は、3直3交替型に1直を加えて365日フル稼働させています。
・溶解炉
・溶鉱炉
・製鉄
・鋳造
・鍛造
これらの業種の工場で採用されており、機械を一度停止させると立ち上げるために時間がかかる場合は常にフル稼働させなければなりません。
だからこそ4直3交替型を取り入れなければならず、1ヶ月間の大半が夕勤や深夜勤の人はかなり稼げます。
しかし、体調管理を怠っていると「夜勤明けに吐き気がする」「食欲不振に陥る」「昼と夜の感覚が狂ってしまう」と身体は蝕まれていきますし、友人や恋人と予定を合わせるのが難しい働き方だと心得ておきましょう。
工場勤務の夜勤は給料が高いのがメリット!
工場勤務に関わらず夜勤の仕事を続けるに当たり、以下のようなデメリットがあります。
・ボーっと眠い状態のまま仕事をしなければならない
・食欲が低下して健康に悪影響を与える
・年齢を重ねていくにつれて夜勤を続けるのがしんどくなる
・生活リズムが崩れることによって曜日感覚がなくなる
・周りの人が寝ている時間帯に働くので、プライベートを充実させることができない
女性にとっては美容にも悪影響が加わりやすく、「夜勤よりも日勤が良い」と考える人が多い理由です。
その代わりに、工場勤務の夜勤は給料が高いという大きなメリットがあります。
「夜勤は別に苦手ではない」「ガッツリとお金を稼ぎたい」という人に適しており、1年間で数十万~百万円近くの夜勤手当てを貰っている方は少なくありません。
日勤や良いのか夜勤でもOKなのか個人の考え方に異なるので、自分に合った職場を探すために工場求人ナビを利用してみましょう。
工場求人ナビでは日勤や夜勤、2交替や3交替など様々なシフトの求人情報をチェックできるので、「これだ!」と思う職場を探してみてください。
夜勤の仕事を続ける上で押さえておきたいコツは?
以下では工場勤務の夜勤の仕事を続ける方のために、押さえておきたいコツを幾つか挙げてみました。
・勤務中に眠気に襲われた時はコーヒーや紅茶などカフェインを摂取して脳を覚醒させる
・堅いお菓子を一定ペースで噛み続けて眠気を覚ます
・アイスノンや氷を首筋付近に当てて冷やす(人間は身体が温かくなると眠くなる)
・マイティアCLアイスクラッシュなどクール系の目薬をさす
・体調を整えるために眠くならない程度に軽い食事をとる
・夜勤明けや日中は栄養バランスに拘った食生活を送る
眠気や睡魔への対策に加えて、食生活の見直しなど体調面の考慮が大事です。
「夜勤を続ける」⇒「不規則な食生活を送る」⇒「吐き気や頭痛で悩まされる」と、どんどん体調が悪化するケースは少なくありません。
高時給だからこそのデメリットが夜勤にはあるので、自分にピッタリの乗り切り方や体調の整え方を押さえておいてください。